平成30年 春・秋季彼岸会「和顔愛語」
花文字は、「和顔愛語」という言葉です。この言葉は私たちに、人との出会いのなかで、おだやかな笑顔とやさしい言葉で人に接すれば、他人の心をおだやかにすることができることを教えて下さる大切な言葉です。
しかし、気分が悪いときはなかなか笑顔にはなれないものです。
好意をもつことが難しい、不機嫌そうな相手に対して、やさしい言葉をかけるのも、抵抗があるものです。
では、どうすれば「和顔愛語」を実践できるのか、実は、この「和顔愛語」という言葉は、さらにこう続きます。「和顔愛語・先意承問」(せんいじょうもん)。「先意承問」とは、相手の気持ちを先に察して、その望みを受け取り、自分が満たしてあげるという意味です。「相手のことを先に考えて、与えること」です。
大切なのは、相手に対する思いやりです。相手に笑顔になって欲しいのならば、先ず、私の方から笑顔で相手にやさしい言葉をかけることです。
相手を思いやるあたたかな心をもって、「和顔愛語」で接することで、きっと心を明るくすることができるはずです。
先ずは、ご家族や友人、仕事仲間など、あなたの一番身近なところで試してみましょう。